展示コーナーご紹介 第2弾 ~南から来た火山の贈りもの!?~
2015.10.02
こんにちは。学園の「展示コーナー」イチ押し担当の寺田です^ ^
今回のブログでは、9/5(土)の記事に引き続き、
「展示コーナー」の詳細をご紹介させて下さい。
本日は、「テーマ1 学園周辺の自然に学ぶ」コーナーの正面で
ドドーンと皆さんをお迎えしている、こちらの「ジオ」ネタをお届けします!
(「ジオって何!?」と思われた方、記事途中で詳細が出てきます。)
~Q:伊豆半島はどのようにできた!?~
さて、突然ですが、質問です!
伊豆高原の周辺には豊かな自然、海も山もあり、さまざまな
植物や動物もいて・・・と大変見どころが多いのですが、そもそもなぜなのでしょう!?
この質問への答えが、この1枚のパネルにつまっているのです。
「えっ!? ~Q:どのようにできた!?~ と言っても、
伊豆半島って前から現在のかたちじゃないのっ!?」
と思われた皆さん。そうなんです、実は違うのです!
と言うのも、はるか昔(=何と約2000万年前!)には・・・
現在の九州よりもずっと南、しかも海底にある火山の集まり だったのです。
そして、その後とても長い時間を経て、それぞれの火山が噴火。
さらに、それらが北上(北に移動)して本州にぶつかり生まれた
のが現在の伊豆半島。
ちなみに、このユニークな成り立ちのお陰で、
伊豆半島全体の自然や文化は注目を浴びており、
「南から来た火山の贈りもの」というキャッチフレーズとともに
「日本ジオパーク」認定を受けています。
~移動し続けるパズルのピース!?~
では、そもそも、何でこのような成り立ちなのでしょう!?
それは・・・(詳細はぜひ、学園の展示コーナーでご覧いただければと思いますが、今回は一部のみ以下☆)
日本列島近辺が、全部で3つの移動し続けるパズルのピース
(= 実際の地学用語では「プレート」)に乗っている ためです!
たとえば、ここ伊豆高原は「フィリピン海プレート」というパズルピースの上に、
一方、東京の大田区は「オホーツクプレート」というピースの上に、
西日本は「ユーラシアプレート(またはアムールプレート)」の上に、
それぞれ乗っていて、
実は、それぞれのピースが一定方向に、これまでも、これからも、
そして現在このブログを読んでいただいているこの瞬間にもジワジワと動き続けているのです。
つまり、日本列島は、過去も、現在も、未来も、どんどんと変身中!留まることを知りません。
(※もちろん、日本だけでなく、世界中のどの国・大陸も常に移動中であるという点は同じです。
けれども、たった1つの国の下にこれだけたくさんのプレートが重なっているという環境は
世界的にもめずらしく注目を浴びているのです。)
このお陰で地形や海流もユニーク。美味しいお魚がたくさん獲れますし、
温泉もあちこちで湧いている伊豆半島。一方で、もちろん地震も起きやすいため、
今後の「東海地震」にむけて準備の必要性が叫ばれています。
~「ジオ」好きな方へのおすすめ展示~
最後に、「ジオ」に関心のある方へのおすすめ展示のご紹介!
伊豆半島のあちこちにある様々な溶岩を実際にさわることができます。
ゴツゴツ感、サラサラ感の違い。重さや色合いの違いなどは、
それぞれのできかたのちがいによる「地球のことば」と言っても良いかもしれません。
ぜひ体感しにいらしてくださいね!
<予告編>
次回は、引き続き「テーマ1 学園周辺の自然に学ぶ」コーナーより、
「海の生きもの」ネタをお届けします!
寺田
10月以降の空室状況は、こちら↓
【伊豆】10月から12月空室情報