【ジオ】 東京ドーム約26個分、日本最大級の○○○○○
2015.11.11
こんにちは。ジオ好きスタッフの寺田です。
本日は、本学園から日帰りで行くことができる
おすすめの「ジオスポット」をご紹介いたします!
何と言っても近いエリアは、「城ヶ崎海岸、大室山」ですが、
現在ちょうど「細野高原」のすすき野原が旬を迎えています。
本日はそちらと周辺スポットをご紹介しましょう。
まず、細野高原へのアクセスはこちら。
・公共交通機関の場合
伊豆高原→伊豆稲取 伊豆急行で 約20分
伊豆稲取→細野高原 東海バスで 約30分
・お車の場合
伊豆高原→細野高原 約45分
現地へご到着後は、
駐車場→三筋山山頂は、徒歩で 約45分
11/15(日)までは「秋のすすきイベント」を開催中で
青空市やスタンプラリー、ガイドウォーキング(土休日限定)、
パラグライダー体験(予約制)などがありますが、もちろん
絶景そのものはその後少しの期間も楽しんで頂けます。
さて、この細野高原のすすき野原は、何と言っても広い!
なんと、東京ドーム約26個分(125ha)で日本最大級。
では、ここでクイズ。
Q:なぜ、このように広いすすき野原はどうして誕生したのでしょう!?
① 過去にこの土地を治めた地主が、大のすすき好きだったから
② 向かいの伊豆大島よりススキの種がたくさん飛んできたから
③ すすきが育つために向いている環境(土壌と地盤)であるから
正解は・・・③☆
というのも、稲取一帯はその昔の天城山噴火により溶岩が流れ出し
それらが冷え固まってできた土地「溶岩台地」であるため、
土地として大変水はけが良く、すすきが育ちやすい環境なのです。
当時の天城山の一部であり、その後の侵食にも耐えて
現在も残っている「浅間山(せんげんやま)」
も近くにあるので、お車の方はぜひ。
浅間山の山麓を歩いてみると・・・
に出逢うことができます。
また、同じく近隣の
稲取高校の北側裏にある稲取スコリア丘の断層 も圧巻。
「スコリア」とは、火山性の黒い軽石のこと。
(学園から近い「大室山」も同じくスコリア丘です。)
この断層を手で触れてみると、ポロポロとスコリアが落ちてきます。
そして、その中に、大きな溶岩のかたまりが!!
一部のみ冷え固まっていたものが途中で投げ出されて、
まわりにあったドロドロの溶岩を巻いてできあがったため、
こんな形だとか。まるで「大地のクロワッサン」みたい!?
稲取から伊豆高原へのお帰りには、
片瀬白田のジオスポット「穴切海岸遊歩道」にもぜひお立ち寄りを!
天城山から流れ出た溶岩は、稲取だけでなく白田エリアにも届いていて、
それらが波が長い時間をかけて海の波に削られてできた洞窟「海食洞(かいしょくどう)」や
溶岩がどんな風に流れていたのか? その模様そのもの(流理構造 りゅうりこうぞう)を
よーく見ることもできます。
また、海食洞近くより伊豆高原エリアを振り返ると、伊豆高原や城ヶ崎海岸の一帯が
大室山から流れ出た溶岩でできていること、
そして、城ヶ崎海岸ハイキングにおけるメインスポットの1つ「ぼら納屋」近くの
「払(はらい)」エリアは、別の火山噴火の溶岩でできているために高さが違うこと
もよーく分かります!
(写真中央右手にある「ポコッ!」としているエリアが「払」。)
本日はこの辺りで。
伊豆のおすすめジオ散歩☆
今後も引き続き、お届けいたします!
寺田