「南極老人」 への願いごと !?
2016.01.23
こんにちは。
星好きスタッフ寺田です。
本日は、「南極老人」のご紹介♪
星とどう関係があるの? と感じられたと思うのですが、
実は、あるめずらしい星の呼び名です!
Q:「南極老人」、その星の正体は・・・!?
A:
ずばり、「りゅうこつ座」の「カノープス」という星。
冬の夜空に光り輝く「おおいぬ座」のシリウスに次ぎ、
全天で2番目に明るい星と言われている星です。
Q: 何がどうめずらしいの!?
A:
とても南寄りの空に上がる星なので、
実は北半球の多くの地域では見ることができません!
さまざまな国に、「めずらしい星」としての言われがあるようで、
たとえば、エジプトでは「大地(すれすれ にある)黄色(に見える星)」。
中国では「奇妙な赤い星」。
古代中国の時代より「黄河」流域の地平線すれすれにこの星が時折見え、
またその色が中国では縁起の良い「赤(朱)」色であったために
かつてより「寿星」と呼ばれてきたそうです。
ここ日本では「南極老人」。
日本の七福神の「寿老人(じゅろうじん)」や「福禄寿(ふくろくじゅ)」のもとに
なった神様とされ、とても縁起が良く「一目見ると寿命がのびる」 という話もあるほど。
Q: いつ、どこに見えるの!?
A(いつ):
たとえば東京の場合・・・
2/ 1(月) 21時20分頃
2/11(祝) 20時40分頃
2/21(日) 20時00分頃
3/ 1(火) 19時30分頃
こちらの南中時間の前後約30分が見頃!
西の地域ではこれより遅くなります。
たとえば、大阪付近では約20分後、福岡付近では約40分後です。
A(どこで):
南の地平線(水平線)が見渡せるところ!
ただ、予想よりは暗めかもしれません。
なるべく、周りに光がない場所に移動するか、
もし手元に双眼鏡があればぜひ使ってみてください。
Q: 学園近くでのおすすめスポットは!?
A:
車で5分の八幡野港がおすすめです!
水平線がはっきりと見えますから、探しやすい穴場スポット。
冬のダイヤモンドや大三角も、とても大きくあがってきます!!
さまざまな国で、「縁起がよい」と語り継がれてきた星に
今日皆さんはどんな願いをかけますか?
ふと、昔のエジプト、中国、日本で、当時の人たちは何を願っていたんだろう?
と想像すると、時代や国を一瞬で超えて星空がただそこにある不思議を想います。
学園での星空観察会は、ご予約がある限り毎日実施しています。
ご宿泊の際には、ぜひご検討くださいね☆
(お申込期限:実施日の1週間前まで)
寺田